インスタグラムはじめました。

賞をいただいて美術館で展示をする、ギャラリーで個展を開催する、写真集を出版する。こういった従来の写真の発表も良いのだけども、ギャラリーや美術館、写真集という媒体は「芸術や美術に興味がある人しか見ない」という問題があって、発表する側も見る側も新しい出会いや発見が少なく、どんどん身内的、血が濃くなる傾向が強い。

血が濃くなると弱くなるのが生物の常、最後には極端な生態になって滅んでいくのは遺伝子も文化もあまり変わらないところ。政府から維持のための補助金を支給され、なんとか滅ばないように管理される絶滅危惧種や古典芸能がその典型な訳です。

 

そういう滅びを避けるため、というのは大げさですが、新鮮な空気を吸うためにインスタグラムをはじめてみました。アーティストにとって自作の解説は解釈の押し付けという危険が伴うので、解説にならないように写真に関しても書いていこうと思います。

 

では記念すべき第一回。はこちら。

https://www.instagram.com/p/BM8Wd4DBGrG/

Tokyo

 

私が住んでいる世田谷は馬の盛んな土地柄で、高校の時は学校に馬術部があり、馬に親しんでいました。アイルランドではアパートやマンションに馬房が必ずあって、みなで馬をシェアするのだそうで、大人になっても馬に親しむのだそうです。もう今は馬に乗ることもないし、触れ合うことも年に数回しかないので、うらやましい限りですが、近所の建築事務所では馬を飼っていて、よく近所を散歩していているので、「馬がすきだ!」という情熱の問題なんでしょうね。